みなさん自分の肌タイプはご存知でしょうか?
「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」などというタイプ分けはご存知の人も多いかと思います。
もちろんこのタイプを知っておくことは非常に重要ですが、ひとつの概念に縛られてケアを固定化してしまうのは実は危険なことなんです。
みなさん肌タイプは血液型や星座のように生まれ持った性質で一生変わらないものだと思っていませんか?
お肌は生き物です。季節・気候によって状態は移り変わっています。
そこで今回は少し違う視点からタイプ分けをしていただきたいと思います。
肌タイプ診断
今回ふらりコスメでご用意した肌タイプは「春夏肌」と「秋冬肌」です。
ここでは春や夏にいわゆる”オイル系”のトラブルが出やすい「春夏肌」さんと、
秋と冬にいわゆる”ドライ系”のトラブルが出やすい「秋冬肌」さんに分けてそれぞれのケアを見直してみたいと思います。
こちらに多くチェックがついたあなたは
春夏肌タイプ |
こちらに多くチェックがついたあなたは
秋冬肌タイプ |
□ おでこ、小鼻、あごなどの毛穴が目立つ □ 化粧崩れしやすく、昼までがもたない □ 肌がテカりやすい □ ニキビや吹き出物が出やすい □ 肌のキメが粗い □ 目元や口の周りに深いシワがある □ Tゾーンがいつも脂っぽい □ 小鼻や額がオイリーなのに皮がむける □ 不規則なシワがある □ 透明感やみずみずしさがない |
□ 皮膚が硬くてパサパサしている □ 化粧のノリが悪く浮いて見える □ 目元に細かいシワがある □ 皮膚が薄い □ 色が白いほうである □ しっとりとしたやわらかさがない □ 肌に弾力がない □ あごの辺りがザラザラする □ 頬が赤紫っぽい □ 夏の終わりごろから肌が乾燥する |
春夏肌さんの中でも特に春にトラブルが多い方は春肌タイプ、夏にトラブルが多い方は夏肌タイプとします。
秋冬肌さんも同様に、特に秋にトラブルが多い方は秋肌タイプ、冬にトラブルが多い方は冬肌タイプとします。
春肌さん・秋肌さんはお肌の表皮(表面のほう)、夏肌さん・冬肌さんはお肌の真皮(奥のほう)が原因でトラブルが起きていることが多いです。
お肌の表面のトラブルよりも奥のトラブルのほうが深刻とされることが多いです。
もちろんそれぞれの肌タイプの中でトラブルの度合いは個人差がありますが、
春肌が深刻化すると夏肌に、秋肌が深刻化すると冬肌になるとも言われています。
あなたは間違いケアをしていませんか?
みなさん自分のお肌のために精一杯尽くしていると思います。
しかし自分では良いと思って続けているケアが間違っていることもあります。
間違いケアによって気づかぬうちに肌トラブルを深刻化させてしまっていることもありますので、ここではそんな間違いケアがないか確認してみましょう。
春夏肌さんのあるある間違いケア
×脂っぽいTゾーンのケアにとらわれすぎている
×「取る」ことばかりで「補う」ことをしていない
×メイク前のスキンケアを簡単に済ませている
×秋冬になっても春夏と同じケアをしている
×クリーム系化粧品を嫌う
×ファンデーションは年間を通してパウダリー
×毎日ダブル洗顔をしている
春夏肌さんは”脂っぽい”お肌をとにかく避けたい!という方が多いです。
その結果、施すケアは「取ること」を中心としたものばかりになっていませんか?
無意識のうちに顔を洗いすぎたり、擦りすぎているという方も少なくないと思います。
「取るケア」をしすぎるとTゾーン以外は潤いが奪われてカサカサになってしまいます。
脂っぽいのにカサつくという二重トラブルの原因はここにありました。
秋冬肌さんのあるある間違いケア
×水分よりもまず油分を補おうとする
×乾燥が気になり始めてから保湿ケアを行う
×秋冬になると角質ケアをしなくなる
×暖かい季節には保湿ケアを行わない
×表皮のお手入れにこだわる
×アイクリームを使っていない
×夏になるとサッパリ系の化粧品ばかり使う
秋冬肌さんは保湿を念入りに行っている方が多いはず。
しかし乾燥を感じてから慌てて保湿ケアに力を入れ始めるという方も少なくないのでは?
べたつきなどのトラブルがないために、夏の間はケアを怠りがちで、
いざ乾燥の時期に入ると保湿ケアが間に合わずにお肌にダメージを受けてしまいます。
保湿を行っているのに乾燥肌に悩まされるのは応急処置のケアが原因です。
間違いケア改善計画!
間違いを知っただけでは意味はありません。
今後のケアをしっかりと改善してトラブルのない健康美肌を手に入れましょう。
ここでは肌タイプ別のスキンケアをご紹介します。
春肌さん
「取る」ケアを見直し、奥まで水分を与える
ベタつく皮脂をオイルクレンジングで力強く擦ったり、さらにはオイルをサッパリ洗い去るためにダブル洗顔を。
なんていうお肌に多大なる負担をかけるケアに走りがちな春肌さん。
まずは洗顔やクレンジングを見直しましょう!
皮脂を「取る」ケアよりも、水分を「与える」ケアに注目する必要があります。
一見ベタつきを促進させてしまいそうな、水分を「与える」ケアですが、
水分を奥まで与えることで毛穴が引き締まるため、ベタつきを防止することにもつながります。
POINT!
・肌の潤いを残して汚れだけをやさしく取る洗顔料やクレンジング剤を選ぶ
・ポイントメイクリムーバーで目元口元を落とすことで顔全体のこすりすぎを防ぐ
・毎朝毎晩のローションパックで奥まで水分を送り届ける
夏肌さん
水分・栄養の不足を肌の奥からリセットする
テカりやベタつきをすっきりさせたいあまりキュッキュと音がなるほどしっかり洗顔しがちで、肌の触れ方もスキンケア自体も雑になりがちな夏肌さん。
こうして水分不足に陥ると、皮脂で肌を守ろうとしてさらに分泌が過剰になります。
さらにベタつきやすい印象のクリーム類を避けることで栄養不足になりがちです。
パウダー系でテカりを誤魔化すつもりが、パウダーに水分を奪われて余計に水分不足に陥ってます。
POINT!
・力強い洗顔をやめ、潤いを残すようやさしい洗顔を心がける
・ローションパックで水分補給、美容液で真皮まで潤いを届かせる
・さっぱりとした使い心地で保湿力の高い乳液やクリームをケアの仕上げに必ず使う
秋肌さん
「健康美肌」に近づくためには、何より鎮静
皮膚が薄く、乾燥や赤みが表面に出やすいためにケアを施しすぎてしまいがち。
施しすぎてひどくなる症状に「敏感肌だから…」と思い込んで一気にケアを控えてしまう秋肌さん。
赤みや火照りは「これ以上肌に触れないように」というお肌のSOSのサインです。
肌質や化粧品タイプを理解して使い分けなければ肌は良くなりません。
まずはお肌を鎮静させる必要があります。
POINT!
・ローションパックで水分を補ってしっかり代謝できる状態に整える
・間に合わない保湿はやめて一年を通して保湿を心がける
・皮膚が薄いからといって角質ケアは怠らない
冬肌さん
表面をほぐし、奥から活性化
肌表面は分厚く硬い、肌内部は栄養不足で押し返す力もない状態に。
乾燥を気にして表面のケアにこだわりがちの冬肌さん。
その原因は、乾燥を感じさせにくい春や夏は「肌の調子がいい!」と勘違いをして保湿ケアを怠ってしまうこと。
寒くなって乾燥に気をつけ始めても春夏の隠れたダメージが遅れて表面化してきます。
保湿が必要なのは秋冬だけではないということを意識しましょう。
POINT!
・ローションパックでぶ厚く硬い肌をほぐして古い角質が剥がれ落ちるのを促す
・保湿タイプの美容液を浸透させてクリームでふたをして栄養を閉じ込める
・温めケアや表情筋マッサージによって肌自体を活性化させる
これまで続けてきたスキンケアを一度見直してみることで、現在の肌トラブルを改善するきっかけになればと思います!
美しい肌作りをしていきましょう♪
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