コラム

[成分解説]化粧品に含まれる美容成分を解説します-Part6

この記事では

・コラーゲン

について解説しています。

 

コラーゲン

今、美肌にいい成分は?と聞いたら1番2番に出てくるほど知名度の高い成分のひとつ「コラーゲン」。
美肌作りに欠かせない、ということと同時に口からの摂取は効果がないなどマイナスなイメージも広く知られていますよね。
今回はそんな「コラーゲン」について詳しく解説します。

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コラーゲンとは?

コラーゲンとは、主に真皮や骨、軟骨、腱、靭帯などを構成しているたんぱく質のひとつです。
皮膚や骨はもちろん、筋肉や内臓、関節、目、毛髪など全身の組織の中で細胞をつなぎとめる働きをしています。

人間の身体の約20%はたんぱく質でできていますが、その全たんぱく質のうちのおよそ30%をコラーゲンが占めています
さらに全コラーゲンのうち、およそ40%は皮膚組織に存在しています。
体内に存在するコラーゲンは全部で29種類、そのうち9種類のコラーゲンが皮膚中に存在してそれぞれ重要な役割を果たしているといわれています。

 

体内のコラーゲン量は、20歳前後をピークに体内で産生される量も、体内に含まれている量も徐々に減少していきます。
また、その量だけでなく質も年齢とともに低下するといわれています。
年齢を重ね代謝が落ちていくと、紫外線や活性酸素などの影響でコラーゲンは硬化します。硬くなったコラーゲンは本来の働きが果たせず、正常に分解されることもなく、体内に変質したコラーゲンが増えていくといわれます。
このようにコラーゲンの量も質も少しずつ低下していくことで、年齢を重ねるとともに肌にハリ・弾力がなくなったり、関節の痛みや骨の弱化などの身体の悩みが増えていくのです。

では、コラーゲン量が減っていく一方で、なかなか産生されないとどのような影響が出るのでしょう。

 

-コラーゲン不足による影響-

・シミ、しわ、たるみなどの肌の老化
・白髪、抜け毛、薄毛などの毛髪の老化
・老眼などの進行
・リウマチや関節のきしみ、痛み
・骨粗しょう症            など

つまり、コラーゲンが不足すると各組織の細胞の結合が弱くなり組織を支えられなくなるということです。

 

 

 

コラーゲンのうれしい効果

年齢とともに減ってしまうコラーゲンですが、コラーゲンを増やすことができたらどのような効果があるのでしょう。

●美肌効果
やはり一番最初に思い浮かべるのがお肌に対する効果、美肌効果ですね。
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真皮の中で、コラーゲンはエラスチンとともに表皮を支えて肌にハリや弾力を与えています。
コラーゲンの存在している場所である真皮は、水分を除くおよそ70%がコラーゲンでできています。
新鮮なコラーゲンが多く存在している肌は、ピンとしたハリを持ち、内側からふっくらとした弾力があり、肌表面にはツヤが生まれます。

コラーゲンが減少してしまった肌は支えがなくなりシワやたるみを生み出し、顔に「老けている」印象を与えます。
コラーゲンは肌そのものの大黒柱のようなものなのです。

 

 

●骨の増強硬化

コラーゲンは骨の組成にも強く関わっています。
骨といえばカルシウムでできているという印象が強いかと思いますが、カルシウムだけでは骨はもろいものになってしまうのです。
骨を建物にたとえると、カルシウムはコンクリートの役割で、コラーゲンは鉄筋の役割です。

キャプチャ

コラーゲンはカルシウムをしっかり捕まえて骨の中に留めておく働きがあります。
逆に言えばコンクリートであるカルシウムがたくさんあっても、鉄筋であるコラーゲンがなければ骨自体の強度は弱くなり、ちょっとした衝撃にも耐えられずに折れてしまうこともあるのです。

コラーゲンが不足すると骨の中身がスカスカで空洞だらけの骨粗しょう症になり骨折しやすい病気に発展することも考えられるのです。

 

 

 

●髪・爪の質の向上

髪や爪も主にたんぱく質でできているもののひとつです。
特に髪の毛はその90%がたんぱく質でできています。
そのため、コラーゲンが十分に存在する状態だと、髪の毛が艶やかでコシのある状態になります。
爪にも表面の凹凸がなくなりツヤがうまれ、爪割れなども防ぎます。
キャプチャさらに、頭皮の組織にもコラーゲンが存在するため、皮膚がしっかりとして抜け毛や薄毛などを防ぐことにもつながります。

 

 

 

コラーゲンを補うには?

-食事による摂取-

口から直接コラーゲンを摂取すると、胃でアミノ酸に分解されてしまうためあまり意味がないという意見をよく耳にしますが、基本的にコラーゲンは、アミノ酸を原料にして必要に応じて体内で生成されるものです。
まずはコラーゲンの原料となるアミノ酸の摂取や、コラーゲンの合成を促進するような食生活を覚えることが最重要です。
しかし、食生活が乱れている場合や年齢とともに生産量が減っている場合、通常よりも美容効果を得たい場合などは食事以外での補助も必要になります。

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食事の中でいろいろな種類のたんぱく質を摂取する
基本の食生活としては、魚・肉・卵・豆類などいろいろな種類のアミノ酸(たんぱく質)を摂取することが重要です。

 

ビタミンCを一緒に摂取する
コラーゲンを構成するアミノ酸の生成にはビタミンCのサポートが必要であるとされます。
普段の食生活の中でも果物や野菜などを多く摂取し、不足しないように心がけることが大切です。

 

鉄分を一緒に摂取する
体内の鉄は身体のすみずみまで酸素を運ぶ役割をしています。
鉄が不足した状態だと、コラーゲンにも酸素が行き届かずに劣化してしまいます。

 

継続的な摂取
コラーゲンは毎日継続して摂取することが大切であるといわれています。
自分に無理がなく、最も続けやすい方法を見つける必要があるといえます。

 

脂質・糖分を摂り過ぎない
脂っぽい食事の摂り過ぎはコラーゲン合成を低下させ、糖分の摂り過ぎは体内たんぱく質と糖分の結合により、分解を妨げて体内に蓄積させてしまいます。

 

※注意
コラーゲンを多く含む食材(フカヒレ、手羽先、鶏皮、軟骨、牛スジ、豚足、すっぽん、煮こごり…など)はカロリーが高いものが多い傾向にあります。
コラーゲンを摂るのに夢中になってカロリーが過剰になってしまったり、脂肪分が過剰になってニキビや肥満の原因につながることもあります。また、コラーゲンは胃で分解されてアミノ酸になりますが、余分なアミノ酸は脂肪となりセルライトの原因にもなります。
コラーゲンの1日の摂取量の目安は5~10gということを覚えておき、過剰な摂取に注意する必要があります。

 

 

-サプリメントによる摂取-

普段の食事以外の口からの摂取ではサプリメントという選択もあります。
こちらも食事と同様にあまり意味をなさないという意見もありますが、あくまで食事では摂取できない分のその他の栄養を補うという意味で、コラーゲンの生成に適した環境に整えることはできます。

 
-コラーゲン注射-

即効性・確実性がほしいという方は、美容外科クリニックなどで肌に直接コラーゲン注射をするという手段があります。
コラーゲンを注射することで落ち窪んだ皮膚はピンと伸び、シワがなくなります。
しかし注射したコラーゲンは徐々に吸収分解されていくので、定期的に通って注射する必要があります。
だいたい半年~1年は効果が持続するといわれます。
 

-化粧品による摂取-

一般的に化粧品に配合されているコラーゲンは分子量が大きく皮膚の真皮層には浸透しません。
では何の目的で配合されているのかというと、コラーゲンは肌表面において保湿効果を高めることで肌の乾燥や、乾燥による小じわなどを防ぐ効果があります。
肌表面に高分子の膜を形成することで肌内部の水分を保ちながら保湿するため肌のうるおいを守ります。

しかし、化粧品に配合されているコラーゲンの中でも”低分子”コラーゲンというものは分子量が小さく、肌の真皮層や角質層まで浸透する可能性が非常に高いです。
肌の内部にコラーゲンを補うことで内側からふっくらとしたうるおいを与えてくれるといえます。

 

 

コラーゲンを補う上で気をつけたいこと

健康や美肌のために摂取したコラーゲンを無駄にしないように、その効果をしっかりと実感するために気をつけたるべきことがあります。

それは紫外線対策です。
紫外線を浴びたときに発生する活性酵素は、増加しすぎるとコラーゲン産生に悪影響を与えるといわれています。
せっかく摂取したコラーゲンを無駄にしないためにも年間を通して紫外線対策を行うことが重要であるといえます。

また、紫外線はコラーゲン産生のみならず肌や毛髪に直接影響を与えるものです。
美しい肌や美しい髪を維持するためにも普段から紫外線対策を心がけることが大切であるといえます。

 

 

まとめ

美容の分野でも、健康の分野でもなにかと話題の「コラーゲン」。
口から、肌から摂取してもあまり意味がないという意見を耳にすることも多いコラーゲンですが、ちょっとしたポイントを押さえるだけでも確実にその効果は変わってきます。
ぜひ簡単なことから試してみてください。

 

 

 

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