透き通るようにみずみずしい、その人本来の”素”の美しさを引き立てるのに重要なポイントである「透明感」。
どんな女性でも「透明感」のある肌に憧れますよね。
ここでは透明感にこだわっていろいろな方法を取り上げてみました。美しく透明感のある女性を目指しましょう!
「透明感がある」とは?
そもそも「透明感がある」とはどんな人のことなんでしょう。
頭の中で思い浮かべてみると、色素が薄く色白であるような人が思い浮かびませんか?
しかし大事なのは肌の”色”ではなく肌自体の”質”です。
・キメが整っている ⇒ ムラのない肌を保つ ・みずみずしい ⇒ 肌の保水量を上げる ・毛穴がない ⇒ 毛穴をなくす ・くすみがない ⇒ 古い角質が溜まっていない ・赤みが透けて見える ⇒ 血行が良い |
つまりは美肌です。美白ではありません、美肌です。
肌の色が白くない人にも透明感がある人はたくさんいます。
「わたしは地黒だから…」とあきらめるのは今日で終わりにしましょう♪
手っ取り早く「透明感」を手に入れたい!
今回は「メイク前のひと手間」で透明感を手に入れようというタイトルなので、みなさんとにかく手っ取り早く透明感を手に入れたい!という気持ちはわかります…
しかし知っておいてほしいのです。
肌は日々生成されているものなので、根本から肌を変えるにはやはり毎日こつこつとした努力を要します。
また、身体全体の調子を整えることが「透明感のある」美肌につながります。
ということで、まず先に本来やってほしいことを紹介していきます。
身体の内側から透明感を引き出す
身体の内側から、つまり食事の管理が大切です。
「そんなことから?」と思うかもしれませんが、肌を含め身体を作っているのは毎日の食事です。
良質な食事を摂ることで「透明感のある肌」の基盤を作りましょう。
◎タンパク質
肌の一番外側、お肌の印象の決め手とも言える「角質層」はケラチンというタンパク質によって構成されています。
良質なタンパク質を摂ることが、美しい肌を作ることにつながります。
女性に合うタンパク質は、豆類や豆腐などの植物性のタンパク質や魚で、あとは質のいいお肉を時々。
高タンパク・低カロリーで美容に適したオススメの食べ物 豆類・・・納豆、湯葉、高野豆腐 魚貝類・・・アジ、イワシ(たたみいわし)、しらす干し、ツナ缶(ノンオイル)、貝類全般 肉類・・・赤身の肉、鶏ささみ肉、ラム肉 その他・・・卵白、ちくわ、海苔、カッテージチーズ |
◎ビタミンC
数あるビタミンの中でもビタミンCはメラニン色素の増加を抑える効果がある美肌作りに適したビタミンです。
メラニン色素は肌の黒ずみ、くすみ、シミのもとになるやっかいなもの。
ビタミンCは肌に直接塗布してもあまり意味がないとも言われているので、食事のなかから摂取することを心がけたいですね。
ビタミンCを多く含んでいる食べ物 フルーツ・・・レモン、ミカン、キウイ、柿、イチゴ、グレープフルーツ、アセロラ 野菜・・・ブロッコリー、カリフラワー、ホウレンソウ、赤ピーマン、パセリ、シソ その他・・・ピーナッツ、ベーコン、タラコ、焼き海苔 |
◎食物繊維
食物繊維は肌の黄くすみや、コラーゲン線維の硬化をさせる原因である”糖化”を防ぎます。
”糖化”とは糖とタンパク質の結合による現象です。
ビタミンCを多く含むとはいえ、フルーツには糖も多く含まれているので注意が必要です。
抗糖化作用がある食材 ショウガ、シナモン、クミン、緑茶、黒コショウ、バジル、ニンニク 緑の葉物野菜(小松菜、ほうれん草、よもぎ)、グリーンピース、ブロッコリー、トマト、キャベツ カモミール、そば、大豆、きのこ類、海藻類、ヨーグルト フルーツ類(果糖を多く含むため摂りすぎには注意が必要) |
普段から上記食材を中心に摂取するように心がけることで、少しずつ透明感のある肌に近づいていきます。
一気に見違えるということはありませんが、基盤を作るには絶対に必要なことです!
食事自体を換えることも、効果を期待するのも、長い目で見ることが続ける秘訣と言えるかもしれません。
身体の外側から透明感を引き出す
内側からのケアの次はもちろん外側からのケアです。
外側からのケア、つまりスキンケアについて見ていきましょう。
普段から気にしているという方も多いと思いますが改めて見直してみてくださいね♪
◎UV対策
夏場のUV対策はもはや常識となっていて、やっていない方のほうが少ないと思います。
しかし、紫外線が出ているのは夏場だけではないので、一年を通してUV対策を行うようにしてください。
秋や冬の紫外線こそ、気がつかないうちに蓄積して後のシミ・くすみに繋がります。
また、「ちょっと近くに行くだけだから」と手を抜きがちなコンビニやごみ捨てに行く際も忘れないように気をつけてください。
◎角質除去
古い角質を溜めないように定期的に除去することもくすみ・毛穴の対策に繋がります。
ターンオーバーが正常なときは古い角質は自然にはがれていきますが、毎日忙しくしていると多少なりとも乱れてしまうものです。
すると古い角質は厚く溜まり、肌をくすませます。
しかし、除去を高頻度で行ったり、ゴシゴシと無理に行うと防衛機能が働いて余計に分厚くなる原因に…
拭き取り用の化粧水や乳液を使ってやさしくオフしましょう。
◎保湿
スキンケアの要はやはり保湿です。
肌をみずみずしくし、乾燥により開いた毛穴をキュッと閉じます。
保湿の基本は、
1.肌の汚れをしっかりオフし、水分が入りやすい状態にする
2.化粧水、パックなどで肌に水分を入れ込む
3.クリーム、乳液でふたをして水分を閉じ込める
これは基本中の基本、最低限やってほしいスキンケアです。
メイク前のひと手間で透明感が変わる!?
もちろん長期的なケアが肌に透明感を与えるもっとも大事なポイントですが、それはやるとして…
「今すぐにでも透明感がほしい!」というみなさんに、毎日のメイク前のひと手間で顔の透明感がアップする方法を紹介します。
今回紹介するのが、メイク前のマッサージ。
「なんだ、そんなことか」「ここまで待ったのにマッサージか」と思った方にもぜひ試してほしい簡単6ステップです。
プロのメイクアップアーティストがモデルさんや女優さんに実際に使っているマッサージなので、面倒くさがらずにひと手間かけてみませんか?
簡単6ステップ!透明感を上げるフェイスマッサージ
マッサージは洗顔後のスキンケアを終えてから、もしくはスキンケアをしながら行うと摩擦が減って肌へのダメージが少なくて済みます。
リンパは全体の7割ほどが皮膚表面に存在しているので、マッサージは肌の上で手をやさしく滑らせるようなイメージで行ってください。
力を入れすぎると、シワやたるみを作る原因となるので気をつけてくださいね。
マッサージは各手順3回ずつを目安に行ってください。
![]() おでこの中央から顔の側面を通り、鎖骨まで親指を除く4本の指でリンパを流す。 |
![]() 中指と薬指であご先を挟み、耳の裏にある耳下腺リンパに向かって |
![]() 声を遠くに届かせるときのイメージで、両手のひらを広げ小鼻の横に人差し指を当て、 |
![]() 目頭から目じり、こめかみに向かって、アイホールにあるツボを押す。 |
![]() 中指と薬指の先で目頭からこめかみまで流し、こめかみを押す。 |
![]() 中指と薬指で上まぶたの目頭からこめかみまで流し、こめかみを押してから鎖骨へ流す。 |
このマッサージによって血行が良くなり、くすみがなくなって血色がアップします。
マッサージ後に化粧をすれば、化粧ノリの良さと透明感を実感できるはず♪
透明感を演出するには?
透明感あふれる女性の”完全体”になるには、内側・外側、双方からのケアが必要な長期戦….
完全体になるまでは透明感を「演出」しましょう♪
透明感を感じるメイクのポイント
「透明感のある人」の印象のキーワードは”作りこんでいない” ”素肌感”ではないですか?
つまり、「しているけどしていない様に見せるメイク」です。
自分の肌の色に近い色のベースメイクを行うこと、
アイシャドウやリップカラーも肌色に近い”ヌーディーカラー”を用いることがポイントになります。
使う色は「淡い色」「明るい色」「やわらかい色」です。
もともとこの色をしているのだと思わせる自然な発色をするコスメを使うようにすることで、
透明感のある澄んだ雰囲気を作ることができます♪
透明感を感じるヘアのポイント
ヘアカラーにおいても透明感のある色があります。
日本人は肌も髪の毛も黄色味が強く、硬いイメージになりがちです。
ヘアカラーでも黄色味をとって、彩度の低いカラーにするとやわらかく透き通るような印象になります。
青や紫が薄く入ると透明感が出てくるはずです♪
しかし、基本的にはあまり手を加えていないナチュラルな印象が大切です。
やりすぎには気をつけ、髪の毛の傷みやパサつきがないようにケアするといいかもしれません。
透明感を手に入れる
「透明感」とは澄んでいて隠し事がないようなナチュラルさ、素のままな雰囲気のことを言います。
つまり「透明感」を得るためには健康的であることがもっとも大切です。
ヘルシーでクリアな肌を手に入れるためにまずは日常生活を見直してみてください。
きっと変えられるポイントがいくつかあると思います。
自分自身のトータルケアを怠らないようにがんばりましょうね♪
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